ゆるーく自分向上✊

人生がまだまだ続くと思ったら大間違いなのかもしれないと思うようになった50代半ばの日常🐾

恩師のお墓参り

小学校を卒業したのはもう33年も前の話。
5年生と6年生の2年間お世話になった、佐賀県から出てきた当時29才の若い男の先生が担任だった。
高校受験の時には合格するようにと先生のシャーペンを貸してくれた。
結婚式にも来てくれてスピーチをしてくれた。

それから20年以上会うことはなかったけれど、10年くらい前の同窓会で再会。考えてみればその頃の先生は今のあたしと5つ程度しか変わらない。それから8年程度で生涯を終えるなんてきっと想像もしなかっただろうな。

コロナ禍真っ只中にコロナウィルスで先生が亡くなったのを知ったのは6月の終わりで、亡くなってから2年も経ってからだった。
8月6日にみんなでお墓参りに行こうとクラスメイトが計画してくれたけれど、7人しか集まらなかった。
時代が違っていたら、あたしたちが子供だった頃に携帯やスマホ、LINEや SNSがあるような今だったらほぼ全員と連絡が取れたのかもしれないなぁと思う。
それでもfacebookを通じたりしながら、10年前の同窓会には15人くらいは連絡が取れるようになっていたのだから、凄い時代になったのだなぁと思う。

10年前の同窓会から何度か何人かと会ったのだけど、その頃はもう十分だと思った。
近況を話すことはあっても何十年もの月日があいていて、それぞれの生活や環境が違いすぎて結局共通の話題は毎回同じような思い出話ばかりとなるしかなかったから。
でも今回進んで行くことにしたのは、先生のお墓参りだったことはもちろんだけど、あたし自身が前向きになったからだと思う。

10年前よりもっとみんなと普通の話ができたのは、10年前の下地というか、すでにそれ以前の近況報告があり、止まった時間が少しずつ動き出していたからかなぁと感じる。
全くそれぞれ別の環境だからこそ、知り得ない話や考え方を聞くこともできる。
頻繁には会えないだろうけれど、それでもこの動き出した時間が再び止まらないように、たまにはまた会えるといいなぁと思えるようになったあたしは、みんなより少し遅れて大人になったのだと思う。

みんなとの縁をまた大切にしていこうと思えたのは、あの頃も今も先生のおかげなのかもしれないね。

そしてやはり人生はいつまでも続くと思ってはいけないと改めて感じ、いろんなことを大切にしていこうとこれまた改めて決めたのでありました。

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